サムスン電子株下落、新型スマホ出荷遅延

業績への影響はどの程度になるのか

 9月1日、同日のソウル株式市場で、サムスン電子が2%超下落、2週間ぶりの安値を付けた。時価総額70億ドル近くが吹き飛んだ計算となる。写真はソウルで2010年4月撮影(2016年 ロイター/Jo Yong hak)

[ソウル 1日 ロイター] - 1日のソウル株式市場で、サムスン電子<005930.KS>が2%超下落、2週間ぶりの安値を付けた。時価総額70億ドル近くが吹き飛んだ計算となる。

同社は前日遅く、ロイターに対し、新型の大画面スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の出荷が品質管理テストのため、遅れていると表明。国内の3大通信会社への出荷を中断していることを明らかにした。

地元メディアは、ギャラクシーノート7の一部ユーザーがバッテリーの破裂を報告したと伝えていた。

市場では、モバイル部門の業績への懸念が浮上している。

IDCのアナリスト、ブライアン・マー氏は「ぶち壊しだ。前評判の高かったノート7のような製品でこのようなことが起きた」と指摘。「アップルの新商品投入を控えており、早急な対応が必要だ。これ以上悪いタイミングはない」と述べた。

HDCアセット・マネジメントのファンドマネジャー、Park Jung-hoon氏は、サムスンの下半期のスマートフォンの平均販売価格と利益について、市場の高い期待に届かないだろうと予想。モバイル部門の7━9月の営業利益が最大2000億ウォン落ち込む可能性があるとの見方を示した。

サムスン電子の上半期の営業利益14兆8000億ウォンのうち、約54%はモバイル部門の利益だ。

現代証券は「数週間以内に」問題を解決する必要があると指摘。第3・四半期の営業利益予想は据え置いた。

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