キプロス支援で合意も先が見えない欧州危機

欧州の危機は何も解決していない

欧州の抱える基本的な問題は何一つ解決していない。そう感じさせたのが、小国キプロスの金融支援問題だった。

人口80万、GDP178億ユーロの小国だが、問題は経済が金融業に依存しており、バブル崩壊で多額の不良債権を抱えたことだった。キプロス銀行やライキ銀行はギリシャ国債を大量に保有しており、ギリシャに債務免除を行った時点で、危機は予想されていた。すでに2012年6月にはEU(欧州連合)に支援を要請していたが、たなざらし状態が続いた。

背景にはロシアとの関係がある。ロシアの富裕層にとって、キプロスは欧州投資の窓口であり別荘地でもある。ロシア政府も支援を行っている中、EUはロシアのマネーロンダリングの温床になっているとの疑惑から支援に及び腰だった。

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