「駅弁」販売駅が多い地域、路線ランキング 時刻表で探る「鉄旅のお供」駅弁の初データ

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駅弁は列車で旅をするときの大きな楽しみの一つ(写真:Universal Water / PIXTA)

新幹線や特急列車で長旅をするとき、楽しみなのが駅弁だ。車窓を眺めながら、その土地の名物が詰め込まれた弁当を食べるのは、鉄道旅の醍醐味と言える。フタを開けた瞬間、視覚に飛び込んでくる各地の食材、漂う香り……駅弁には、旅をしていなくても、旅気分を味わわせてくれる力がある。

東京や大阪のデパートで開催される駅弁イベントが毎回大盛況なのは、弁当が美味しいのはもちろん、駅弁が持ち合わせている「旅情」に我々が魅力を感じてしまうところも大きいだろう。

そんなわけで「各地では、数多くの駅で様々な駅弁が販売されているのでは」と、時刻表を広げ、駅弁を販売する駅を調べてみると……。新幹線「のぞみ」が停車するのに駅弁を販売しない駅、駅弁を食べるのに適さない通勤電車しか停車しないのに駅弁を販売する駅、四国4県で駅弁を販売する駅はわずか3駅……などなど、駅弁に関する様々な事実を見つけられる。

そこで今回は、2016年9月号の時刻表を調査して発見した、駅弁の販売駅数などの情報をランキング形式で紹介したい。

時刻表のマークをもとに調査

時刻表の在来線のページには、一般社団法人日本鉄道構内営業中央会に加盟する業者が駅弁を販売する駅のところに「弁」のマークが記されている。また、新幹線のページにはマークがないが、欄外に各駅で販売する駅弁(日本鉄道構内営業中央会加盟店の商品)が紹介されている。データは、この2つの情報をもとに算出したものである。

時折、雑誌などで紹介される「グランスタの人気駅弁ランキング」に登場する「スペイン産ベジョータ イベリコ豚重」「賛否両論弁当」などの弁当は加盟店ではないので、今回の調査では対象となっていない。

時刻表から読み取ることが出来る駅弁のみを調査したものなので、旅する際に軽く参考にする程度に読んでいただけるとありがたい。

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