群雄割拠!ハロプロ「名古屋降臨」の衝撃度 シネコンでの定期公演に乗り出した理由
「モーニング娘。」(モー娘。)を中心とする女性アイドルグループ「ハロー!プロジェクト」(ハロプロ)が8月30日から名古屋での定期公演をスタートさせた。場所は名古屋駅前のシネコン「ミッドランドスクエアシネマ2」で席数298で最大の「スクリーン8」だ。
この日、初興行となった『モーニング娘。'16 牧野真莉愛イベント in 名古屋 ~まりあん♡LOVEりん 散歩りん♡~』には地元愛知県出身のモー娘。メンバー牧野真莉愛をメインに、静岡県出身の野中美希がゲストで加わるかたちで催され、288人のファンで会場は満席となった。今後ハロプロは毎週火曜日、メンバーを変えてさまざまなライブイベントを行っていく。
舞台挨拶ができるなら、ライブもできるのでは?
ライブイベントをシネコンでやるというのは耳にしたことがない。企画運営するENPLEXの羽雁彰・専務取締役に着想したきっかけを尋ねた。
「去年、まだCBCテレビ(当時、編成局長)にいた時に、ミッドランドスクエアシネマでたまたま映画を見ていて、新しくシネマ2を作るという宣伝を目にした。映画館で舞台挨拶をやるのはよく見るが、ライブもできるんじゃないかなとふと思って。映画を見終わった後、館内の前のほうまで見に行ってみたら、けっこうスクリーンから最前列までの奥行きがあることもわかった。あ、これは行けると」(羽雁氏)
松竹と一緒にミッドランドスクエアシネマを運営する中日本興業の服部徹社長は、羽雁氏がCBC入社直後に担当した「ラブラブダッシュ」(1970~80年代の約10年間、人気を博した恋愛バラエティ番組)で出演者を募る学生バイトだった。数年前、そのバイト仲間の同窓会に呼ばれた羽雁氏は服部社長と約20年ぶりに再会、「え、社長なの?」と初めて中日本興業の経営者であることを知り、そこから話は一気に動き出す。
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