ヤフー、LINE対抗の秘策 検索結果と提携先サービスを連動へ

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インターネット総合サービスで国内最大手のヤフーが、主力とする検索サービスを使って新たな取り組みを始めることが、明らかになった。ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」の検索結果に表示される上部スペースに、料理レシピサイト「クックパッド」、飲食店口コミサイト「食べログ」など提携するパートナー企業のサービスを表示して連動する仕組みを、今年中に導入する。

2月6日に開いた、ヤフーへの出資や提携を検討する企業向けの説明会で、初めて対外的に公表した。

自前主義から決別

ヤフーはYahoo!JAPANのトップページ左側に表示されるサービスをこれまで自前で展開してきたが、昨年4月の新執行体制移行後は、提携先企業のサービスと入れ替えている。

たとえば昨年6月には、料理レシピサイト「クックパッド」のクックパッドと業務提携を結び、自前で運営していた「Yahoo!レシピ」を閉鎖。同8月には、飲食店口コミサイト「食べログ」のカカクコムと業務提携を結び、位置情報「Yahoo!ロコ」のグルメコーナーの評価欄を刷新した。11月にはオフィス用品最大手のアスクルとネット通販「LOHACO(ロハコ)」を展開するなど、自ら「最強タッグ」と呼ぶ他社との連携戦略を進めている。

今回の決定は、これまでトップページに限定されていた外部パートナー企業との連携を、検索結果まで踏みこんで反映させるものだ。

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