セブン、「そごう柏店」に続く閉店はあるか

「聖域を設けず」精査し、10月にも公表見通し

9月末に閉鎖予定のそごう柏店。セブン&アイは、さらなる「そごう・西武」の閉店を決めるか

「聖域を設けず現在精査中」――。セブン&アイ・ホールディングスが7月7日に公表した2016年度第1四半期(3~5月期)の決算説明資料が、流通業界内で波紋を呼んでいる。

この文言が書かれているのは、同資料の「止血をする」というテーマの中。イトーヨーカ堂の40店閉店と、西武旭川店・そごう柏店の閉鎖はすでに発表している。これらに加えて、どのような止血策を実施していくか、という部分に「聖域を設けず」と、明記したのだ。セブン&アイは、さらなる店舗閉鎖を行うのか。

コンビニ好調でも、グループ全体の営業利益は横ばい

セブン&アイの第1四半期決算は、主力のコンビニエンスストア事業が好調にもかかわらず、本業の儲けを示す営業利益は横ばいにとどまった。売上高にあたる営業収益は前年同期比3.2%減の1兆3947億円、営業利益は同0.5%減の814億円だった。

コンビニ事業は順調だ。おにぎりやチルド弁当、サンドイッチといった定番商品のリニューアル効果で、既存店売上高は前年超え。2016年5月まで、実に46カ月連続で前年同月比プラスを達成した。結果的にコンビニ事業はグループの8割以上の利益を稼ぎ出した。

にもかかわらず、セブン&アイ全体では利益が伸び悩んだ原因はどこにあったのか。

次ページ足踏みした理由は?
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
新型機「スイッチ」がヒット<br>任天堂の復活は本物か

任天堂の「Switch(スイッチ)」は発売から半年以上を経ても品薄が続く。開発キーマンを直撃。さらに君島達己社長にもインタビュー。「この業界は天国か地獄。今は天国が見えてきた」。