フレッシュネスの「ちょい飲み」は本気だった

日本酒の発酵酵母を使ったバンズがウリ

横浜市・関内にオープンした、「クラウンハウス」2号店(撮影:梅谷 秀司)

ここ数年、消費者のニーズとして拡大してきているのが、ファストフード店やファミリーレストランで1杯飲む「ちょい飲み」。普通の居酒屋やレストランでお酒を飲むより価格が安く、短時間でサッと飲めるなど、精神的なハードルも低いことが受けている理由のようだ。

フレッシュネスより素材にこだわったバーガー

8ミリの粗挽きにした100%ビーフの肉を使ったクオーターパウンドのパティに、バンズは日本酒の発酵酵母「酒種」を使用。トッピングの追加もできる

そんな市場を背景に、6月8日、フレッシュネスバーガーの新業態「クラウンハウス」の2号店が横浜市・関内にオープンした。クラウンハウスはいわば“お酒が飲めるフレッシュネス”。2015年10月8日の吉祥寺1号店からスタートした業態だ。フレッシュネスバーガーで提供しているバーガーより素材にこだわったグルメバーガーを用意するほか、おつまみやアルコールのバリエーションも豊富にそろう。新業態がスタートして半年を経て、事業も安定してきたことで、今回の2号店開店へと踏み切ったとみられる。

そもそもフレッシュネスバーガーではファストフードチェーンに珍しく、もともと生ビールの提供を行っていたハンバーガー店。このたび、さらにアルコールに力を入れるようになったのはなぜだろうか。

「コンビニのイートインコーナーでアルコールを飲めるようにしたり、カフェチェーンがアルコール提供を始めるなど、飲食をめぐる業界全体で“飲み需要”の競争が激化している。ファストフードチェーンにとっても、夜の時間帯の売り上げを増やしていくことに生き残りがかかっている」と、フレッシュネス・常務取締役の船曵睦雄氏は説明する。

実はファストフードチェーンは、収益構造面では効率の悪い業態だ。高い地価での立地は必要であるが、商品単価が低く、また提供するメニューの種類も限られているため、客が集中する時間帯もおのずと限定される。つまり、従来のフレッシュネスでは朝食や昼食としての利用にとどまり、客単価も低い。

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