「自分だけ得したい人たち」から身を守る技術

不機嫌な彼らに振り回されてはいけない

トラブルメーカーへの対抗手段を知っておくことも、重要なスキルです(撮影:尾形文繁)
会社のために、おのおのが協力して成果を上げようとするのが、職場の理想の姿です。ところが、現実の職場には、成果や利益を独り占めしようとする人たちが、少なからず存在します。他人の仕事に「タダ乗り」したがる人たちです。
自分が損をしそうになると過敏に反応する彼らは、ときに、権力者の威光を振りかざし、あるいは、親切なフリをして、他人の成果を掠め取るチャンスを虎視眈々と狙っています。
彼らの「タダ乗り」を許さずに、あなたの成果を守る方法を、『職場にいる不機嫌な人たち』の著者で、精神科医の西多昌規さんに教えてもらいました。

 

驚くほど人望がない「自分だけ得したい」5タイプ

あなたの職場に、次のような同僚はいませんか?

①「この経験はあなたのためになるから」と利益薄の仕事を振ってくる人
② 偉い人の権威を持ちだして、仕事を押し付けてくる人
③ 成果を挙げられない部下を「使えない」と切り捨てる人
④ 誘いを断られるとむくれる人
⑤ 自分の欠点を武器に居直る人

 

「いるいる! これって、あそこの部署の○○さんのことだ!」と、いくつか頭に浮かんだ顔があるのではないでしょうか。

彼らは、ひとことで言えば、「自分だけが得をしたい」という欲求を抑えられない人たち。自分の「損得」に過剰なまでに敏感で、自分が損をしそうになると、とたんに不機嫌を表すタイプの人たちです。

不機嫌な態度をとれば職場で浮くことは、少し考えれば誰にでもわかりそうなものです。しかし、「自分だけは損したくない」「得をしたい」「あわよくば他人が挙げた成果にタダ乗りしたい」という身勝手な誘惑に勝てないのが彼ら。不機嫌な態度を振りかざし、なんとか自分だけ利益を得ようとします。自分さえ安泰ならば、組織や同僚がどうなろうと知ったことではなく、職場では人望がまったくないタイプです。

身勝手な彼らに、あなたが努力して挙げた成績や利益を横取りされないためには、どうすればよいのでしょうか。先ほど、例として挙げた5つのタイプについて、以下で詳しく見ていきましょう。

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