日本の産業界は足元の天候悪化が鮮明

【産業天気図・12年10月~13年9月】

前期後半にタイの洪水の影響を受けた日本の産業界は、自動車などで挽回生産が進むものの、中国経済の減速が想定以上に長引き、円高の定着もあり輸出が苦戦、輸入品にも悩まされ、また、市況悪にも苦しんでいる--『会社四季報』担当記者の業界景況感予想はそう総括できそうだ。

「快晴」ゼロ、「雨」は倍増

今回の天気図予想で対象となった35業種のうち、足元の12年10月~13年3月期は「快晴」がゼロで、「晴れ」(主要各社が前年同期比で増益)なのは建設や重電、自動車、情報通信など8業種で前号と変わらず。前期にタイの洪水影響でサプライチェーンが乱れた自動車など主力業種も含まれるが、全体の2割にとどまっており、日本経済の本格回復に至っているとはいえないようだ。

「曇り」が23業種から17業種と減った一方、「雨」が前回集計の4業種から8業種に増えた。前回の「曇り」から「雨」に悪化したのが、家電・AV、半導体、鉄鋼、化学、紙・パルプ、コンビニ・スーパー、外食。エコポイント終了の反動減もありテレビの不振が続く家電が厳しく、半導体も苦戦。素材は中国経済の減速で需給が悪化、市況が大きく崩れたことが響いた。さらに、海運と電力で「土砂降り」状態となっている。 

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