中年のゆがんだ“mixi愛”

好きだから、いじめちゃう?

mixiをいじめる「男子」

男子は好きな女の子に意地悪したくなるものだと聞く。その子の気を引きたくて、あえて嫌がる行動をしたり、自分の恋心を処理しきれず、逆の行動を取ったりするものらしい。女性のお悩み相談サイト「発言小町」にそう書いてあった。

Web好き30~40代(筆者含む)の今のmixiへの態度は、そんな男子の恋心を彷彿とさせる。mixiがオープンした2004年当初、mixiに熱狂していたインターネット大好きな若者たちは今、中年にさしかかり、そのほとんどがmixiを使わなくなってしまった。

それなのにいまだに、mixiの新機能にブーブー言い、mixiで起きたトラブルについて目の色を変えて議論する。

ネット好き中年が好んで使うTwitterや「はてなブックマーク」には常に、mixiへの怨嗟の声があふれている。使ってもいないネットサービスが、こんなに話題にされる例を筆者は他に知らない。

私たちにとってmixiは、初めて付き合った、大好きだった彼女のようなものだ。最初は激しく燃え上がり、徐々に心が離れ、向こうから振られたけれど、今は復縁を迫られている……。そんな関係だ。

SNSへの初恋だった

mixiが生まれたのは04年3月。日本ではまだ珍しかった「SNS」という新しいサービスに若者が飛びつき、ねずみ算式にユーザーが増えていった。当時は「GREE」(PC向けの地味なSNSだった)をはじめとして数多のライバルが乱立していたが、mixiは他を寄せ付けずに急成長。「mixi依存症」なんて言葉も出るほど、みんなmixiをやりまくっていた。

次ページあの頃は相思相愛だったのに…
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
JR九州“脱鉄道”の成算

今年、上場を果たしたJR九州。豪華寝台列車「ななつ星in九州」は話題になった。しかし、人口減少などもあって鉄道事業の先行きは暗い。成長は非鉄道事業の成否に懸かっている。