日立、伊アンサルドSTS株を買い増し 

過半数の株数取得に意欲

3月23日、日立製作所はイタリア鉄道信号システム大手アンサルドSTSの過半数株取得に向け、同社株式694万株を1株当たり10.50ユーロで買い増したことを明らかにした。都内で2013年2月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino )

[ミラノ 23日 ロイター] - 日立製作所<6501.T>は23日、イタリア鉄道信号システム大手アンサルドSTS<STS.MI>の過半数株取得に向け、同社株式694万株を1株当たり10.50ユーロで買い増したことを明らかにした。これによって、日立のアンサルド株式保有比率はこれまでの46.5%から50%を若干下回る水準まで上昇。追加買い増しの可能性にも言及した。

関係筋は「日立はアンサルドの経営権掌握に向けて保有比率を50%超に引き上げたい考えだ」と述べた。

日立は昨年、アンサルド株40%を防衛・航空グループの伊フィンメカニカ<SIFI.MI>から1株9.50ユーロで取得。その後、同じ価格で残りの少数株の公開買い付け(TOB)を実施する方針を示したものの、提示額が低すぎるとして投資ファンドから異議を唱える声が上がった。

日立はTOBに反対する投資ファンドへの対応措置として、買い付け価格を1株当たり9.50ユーロから9.68ユーロに引き上げたが、一部のファンドが求めていた15ユーロには届かず、実際、TOBで取得した株式は発行済み株式総数の約6.5%にとどまった。

日立はこの日発表した声明で、TOB提示額に1株当たり0.82ユーロを上乗せし、10.50ユーロにすることを提案した。ただ、同提案が先にTOBに応じなかった投資家にも適用されるかどうかは現時点では不明。

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