JRと私鉄の競合10区間、便利なのはどっちか

安さと速さと快適さを徹底比較

東京~横浜間の定番はJR東海道本線だ

大都市圏では、JRと民鉄の路線が競合し、しのぎを削っている区間が多々ある。実際に利用する時は、どちらが便利なのか、お得なのか、快適に乗車できるのか、様々な面から比較してみたいと思う。なお、運賃については通常料金でのきっぷ購入時での比較とし、ICカード料金や青春18きっぷなどのお得きっぷの使用は考慮していない。

東京~横浜間、ベストはどれだ

この連載の過去記事はこちら

1) JRだけで複数ルートの東京~横浜

まずは、首都圏からみていこう。東京駅周辺から横浜まで出かけるときは、どの路線に乗ったらよいだろう。

定番は、東京駅からのJR乗車、とくに東海道本線である。もっとも、丸の内側から乗るとなると、混雑したコンコースをかなり歩くことになるから、丸の内側地下の横須賀線に乗ってもいい。横浜駅までの乗車時間は東海道本線よりも6分ほど長いけれど、コンコースを歩く時間を考慮すれば、気になるほど遅くはない。

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東京~横浜間はJRと京急+都営浅草線が競合する(写真:Yokokaru/PIXTA)

上野東京ライン開業後、東海道本線の普通電車は、昼間に関しては東京駅始発ではなくなったので座れる確率が少なくなったのがつらいところだ。ゆったり過ごすには、グリーン車利用も考えていいかもしれない。

東海道新幹線に新横浜まで乗るのは、新横浜駅周辺に所用があるなら別だが、横浜駅までのアクセスを考えると、在来線利用よりも時間がかかることもあるのでおススメしない。
品川と横浜間だったら、JRと京急はほぼ互角の競争だが、東京駅周辺からならどうだろう。京急と直通する都営地下鉄利用で考えてみよう。

東京駅周辺にある都営線の駅は、宝町と大手町だ。八重洲側から横浜に向かうなら都営浅草線の宝町駅利用で、直通の快特乗車で31分。丸の内側からだと、大手町から都営三田線に乗り、三田で浅草線に乗り換えて横浜へ向かう。

時間に多少の余裕があるなら、浅草線と京急を直通運転している快特を待たず、とりあえず泉岳寺駅まで行き、泉岳寺始発の快特に乗るのがおススメだ。品川駅からは混むけれど、泉岳寺駅発車時点では空いている。クロスシートの車内は快適で、20分程、旅行気分が味わえる。

JR東海道本線 東京⇒横浜 25分、470円
JR横須賀線 東京⇒横浜 31分、470円
JR京浜東北線 東京⇒横浜 39分、470円
都営浅草線&京急快特 宝町⇒泉岳寺⇒横浜 31分、530円
都営三田線など 大手町⇒三田⇒泉岳寺⇒横浜 31分(乗換時間は含まず)、530円
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