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猫が人の言葉を理解しているという確かな根拠 縄張りという視点で人をよく観察している

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  • 今泉 忠明 監修、哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長
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言葉の理解は、経験が肝要になってくるので、飼い主は猫にポジティブな言葉をかけるときと、ネガティブな言葉を伝えるときでは、声の大きさや高低、抑揚をはっきり変えて話しかけたほうがいいですね。例えば、猫を褒めるときは、高い声でやさしく、語尾を上げながら。反対に、危険なことを諭したりする場合は、低い声で大きく語尾を下げて。

名前を呼ぶときは、ポジティブな状況のみに

そして猫が自分の名前をわかっていると仮定すると、猫にとってマイナスな状況で名前を呼んで話しかけると、嫌な記憶として覚えてしまうので、猫の名前を呼ぶときは、ポジティブな状況のみにしたほうが身のためですね。

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このような事柄からわかるのは、猫は人の発する言葉を、そのときの状況や人の様子から全体像としてどんなものか察知はできるということです。

ですが人の言葉はある程度理解していても、猫脳の構造からすると、残念ながら猫は人と会話することはできません。そりゃ当然? 「いや、うちはできる」との反論が、猫の飼い主さんから聴こえてきそうですが……。

猫は人の言葉や感情は理解してくれているわけだから、それでよしとするのはどうでしょうか。猫サイドの言い分からしたら単なる縄張りチェックだとしても、側にいてじっと観察してくれている、人が言わんとしていることを理解しようとしてくれている、そう捉えることが猫と幸せに暮らす秘訣かもしれません。

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