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要注意!「起業してはダメな人」3つの共通点 「世間と他人」への冷静な理解が不可欠だ

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  • 菅野 健一 リスクモンスター取締役会長FOUNDER
  • 淵邊 善彦 東京大学大学院法学政治学研究科教授・弁護士
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事業のステージと経営者の能力は必ずしもリンクしませんし、立ち上げは得意でも、たとえば、上場までもっていく力はない、ということもあります。そういうときは、別の経営者や、周囲の専門家の力を借りて、経営者個人の能力の限界を超えていくことが必要です。

成功する経営者はそのことがよくわかっていて、起業の初期から、周囲のステークホルダーたちといい関係を築くよう意識的に努力しています。

その意識があるかどうかは、その会社の企業概要や、組織体制のつくり方などを見ているとわかります。情報公開をどれくらいきちんとしているか、という面からもわかります。組織体制や情報公開など、事業がある程度大きくなってから考えればいいや、と思っている起業家も多いようですが、そうではありません。

先にも書いたとおり、経営者は独善的になりがちです。それを抑えるために、たとえば起業の初期から取締役を置いて取締役会を適法に運営してきた、というアピールができることは、あなたの強みにつながります。

細部を意識できるかが成否を分ける

また、企業概要を作る際、会社の住所を西新宿とするのと、歌舞伎町とするのでは、同じ新宿でも周囲の受け止め方は大きく異なります。資本金の金額も、今はゼロ円(実務上は1円)で起業できるとはいえ、ゼロ円起業と資本金1000万円で起業するのでは、他人から見た信用力には天と地の差があります。

そういう細部を意識してケアができているかどうかも、成否を分ける基準となります。起業に踏み切るとなると、誰しも不安を感じるものです。しかしその不安は、こうした事前の準備で、かなり解消することができます。

夢や志ももちろん大切ですが、周囲からの信用を得られるようなビジネスの進め方をしているかどうかも、それに劣らず重要な要素であることを、忘れないでください。

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