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要注意!「起業してはダメな人」3つの共通点 「世間と他人」への冷静な理解が不可欠だ

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  • 菅野 健一 リスクモンスター取締役会長FOUNDER
  • 淵邊 善彦 東京大学大学院法学政治学研究科教授・弁護士
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事業計画があいまいな起業家は、事前の準備もあいまいです。たとえば脱サラ起業にありがちなのが、会社を辞めてから、クレジットカードも作れないという事実に気づくというものです。

残念なポイント2:世間の冷たさをわかっていない

自分が所属する会社の信用を自分の信用と勘違いしているケースです。肩書きがなければ、それこそあなたはただの人です。住宅ローンを組むことも難しくなるでしょう。成功する起業家は、そうした世間の対応もわかったうえで、周到に準備をしています。

脱サラで起業する場合は、前の会社の事業と競業しないか、仲間を引き抜いても大丈夫か、前の会社の競争相手が同様のビジネスを手掛けようとしていないかなど、多くのチェックポイントがあります。

また、学生起業家にありがちなのが、凝ったデザインの会社コンセプト、ロゴ、名刺、ウェブページなどを作って、自己満足のアピールをしていることです。

先日も、企業ロゴと、英文表記の個人名だけが書かれた名刺を受け取りびっくりしました。聞くと、B to Bのビジネスをしているということでしたが、日本企業を相手とするビジネスで、これはありえないことです。何をしているかわからない、その人の会社でのポジションがわからない。そんな人や会社と取引を開始したいと思う日本企業はあるでしょうか? これもないはずです。

僭越ながら、改めるよう意見しました。すると、起業から数年経っているのに、そんな指摘を受けたことはこれまでなかった、とのことでした。おそらく、意見すらしてもらえず、黙ってバツ印をつけられていたのでしょう。世間は冷たいものです。

「自分を抑える仕組み」をつくろう

残念なポイント3:他人の目線を意識できていない

もうひとつ、失敗する起業家の特徴としては、独善的になり、会社の一生と個人の一生が同期してしまう、ということがあります。これは、個人の性格がそうだ、という面もありますが、仕組みがそうなっている、という要素も大きいです。

誰しも、自分の事業には愛着があります。事業と自分を同一視して、立ち上げた会社のためなら死んでもいい、と考えている起業家もいると思います。しかし、それに付き合わされる家族や社員、出資者は、たまったものではありません。

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【成功する経営者がしていること】

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