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国内販売で苦しむ三菱自、待望の新型車「ミラージュ」に込めた狙い

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トヨタ、日産、ホンダ--。世界にも通用する強豪メーカーがひしめく日本の自動車市場において、近年、精彩を欠いてきたのが三菱自動車だ。軽自動車を含んだ国内シェアは2011年(暦年)で3%台と、マツダ、スズキ、ダイハツ工業の後塵すら拝する国内7番手で低迷する。

その要因の一つが新型車の「タマ不足」だった。「アイミーブ」や商用の「ミニキャブ・ミーブ」といった電気自動車(EV)を除いて、ここ最近で発売した独自開発の新型車は2010年2月の「RVR」までさかのぼる。

EVは話題には上るが、高い価格や充電インフラの問題などがあり販売台数を稼げる車ではない。ここ最近、三菱自の国内販売は、日産自動車やスズキから立て続けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けてきた。だが、OEM車は車種のバリエーションを広げても、”本家”がある以上、積極的に三菱自の販売店で購入する消費者は少数派。しょせん急場しのぎにすぎなかった。

その三菱自にとって待望の独自開発による”新型車”が久方ぶりに登場する。8月31日に日本全国の系列販売店を通じて発売となる5ドアハッチバック車「ミラージュ」だ。エンジン排気量1000ccのコンパクトカーである。

「コンパクトカークラスでの金メダリストであると自負している--」。8月1日、東京・有楽町の国際フォーラムで開かれた新車発表会で、三菱自の益子修社長(=上写真=)は力強く語った。折しもロンドン五輪の開催で日本中が熱狂する中、待望の新型車を期待の五輪代表になぞらえた。

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