各SA/PAに4つの基準のどれかに合致する候補メニューを2~3品リストアップし、メニューの内容や栄養成分、使用食材などをまとめた資料を審査してリカバリーめしにふさわしいメニューを選定。その後、メニューごとに栄養面のポイントを渥美さんがコメントとして付与するという手順を踏んで選ばれたものである。
4つの基準のどれかを満たしているかが選定の基準なので、通常のグルメイベントのように美味しさや見た目の美しさ、ご当地の食材をふんだんに使っているかどうかが判断基準ではない。
そもそも選ばれた75種類のメニューを全部、実食した人がいるかどうかもわからない。あくまで、この食材ならドライブで疲れた体をほぐしてくれそうかどうかで選ばれているのだ
とはいえ、NEXCO各社の民営化以前は、SA/PAの食事はどこもかわり映えせず「おなかが満たされれば、それでいい」という印象だったのが、民営化以降は各施設がご当地グルメを競うように変化し、そして行き着いた先が「健康志向」という、まさに時代の映し鏡になっている点が興味深い。
ひつまぶしのように楽しめるうな丼
2つめは、鬼平犯科帳の世界観で統一されていることで知られる「羽生PA上り線」で「青ネギうな丼」。真ん中に乗った鰻のまわりが真っ青なネギで覆われている、ネギの大海を鰻が泳いでいるような一品である。
鰻のビタミンB1の代謝をネギが助け、そのビタミンB1がご飯の糖質を効率よくエネルギーに変換してくれる効果があるとのこと。ひつまぶしのように途中で薬味を追加したり、最後だし汁をかけて食べたりと、味の変化もあってまぜそばを食べたあとでもぺろりと食べきることができた。
このキャンペーンが、どの程度利用者に受け入れられているのかはまだ結果が出ていないが、シルバーウイーク中に2度ほどテレビの情報番組で取り上げられたメニューでは、その後に売り上げがかなり伸びたとのこと。やはりどれだけPRするかにかかっているようだ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。