子育て世代との相性を考えるうえで鍵になるのが、やはりハンズフリーで撮影できることと、着用者の目線に近い映像を残せることだ。
小さな子どもと過ごしていると、ベビーカーを押していたり、抱っこをしていたりと、スマホをすぐに取り出せない場面が多い。Ray-Ban Metaは、こうした場面でも音声のみで撮影できる。
そしてもうひとつが、撮影する人の目線に近い映像を残せることだ。子どもに靴を履かせるときにふと目が合ったときの表情や、突然ダンゴムシを差し出してくる瞬間など、親の目に映った光景をそのままほかの家族にも共有できる。カメラを構える必要がないぶん、子どもが撮影を意識していない自然な姿を収めやすいのがポイントだ。
プライバシーへの配慮は?
一方、メガネにカメラが搭載されているとなれば、気になるのが周囲の人のプライバシーや、盗撮への懸念だ。
実際、海外ではスマートグラスの規制に向けた動きも出ている。ノルウェー政府は今年の10月5日、公園や海水浴場、学校など、一部の公共の場でAI搭載スマートグラスの使用を一時的に禁止する法案を提出する方針を明らかにした。本人が知らないうちに撮影・録音されることによるプライバシー侵害への懸念が背景にある。
スマホであれば、端末を人に向けることで撮影中だと気づきやすい。一見すると普通のメガネに近いRay-Ban Metaでは、周囲から撮影していることがわかりにくいのではないのだろうか。
「撮影中はフレーム前面のLEDが点灯し、周囲に撮影していることを知らせる仕組みになっています。LEDをふさいだ場合、自動的にカメラが無効になるようになり、ライトがふさがれていないと認識されるまで、写真や動画を撮影することはできません。店頭でも光る様子を鏡で見ていただいたりしながら、LEDインジケーターの仕様と役割をご説明しています」(エリカ・ボリーレさん)


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