噂の商業施設はすぐに見つかった。存在感のある地上37階『ANAクラウンプラザホテル』の下層階、地下3階から地上3階までが、コトノハコ神戸のエリアになっているようだ。外から見た感じは老朽化している等、悪いイメージは一切なく、むしろ都会的で清潔感があると感じた。
ところがどっこい。モールの入り口付近に立った瞬間、違和感を覚えた。ものすごく静かなのだ。私が目視できた通行人は10人以下。平日だからかもしれないけど、ネットの噂どおり人の数はかなり少なかった。
案内板には「Coming Soon」の文字が刻まれていた。1階のテナント(看板には1番~29番まで、テナント名を記載できるようになっている)は2番~4番まで、7番~26番までが連続して「空白」だった。
看板のテナント数を見た限り、地下3階は2/5。地下2階は0/2。地下1階は3/4。1階は6/29。2階は8/18。3階は10/21しか埋まっていなかった。全部合わせると29/79。テナントには「オフィス」とだけ書かれている箇所もあった。
実際に中を歩いてみると、店舗そのものが存在しておらず、白色っぽい仮設の壁(おそらくテナントが入ったら撤去されるのだろう)がずらりと並んでいた。
なぜ「コトノハコ神戸」は閑散としているのか
なぜ同施設は閑散としているのか。その理由の1つに、ネットでは「アクセスの悪さ」が指摘されている。新神戸駅より新大阪駅で乗り降りしたほうが、在来線への乗り換えがスムーズで、値段的にも時間的にもお得であるケースが少なくない。神戸市民である私自身、新神戸駅を利用したのは1回のみ。帰省の際はいつも新大阪駅を利用している。
買い物に関しても、コトノハコ神戸から中心駅(三ノ宮駅)までは徒歩約15分の距離がある。また、そもそも何もかもそろう三ノ宮駅周辺から移動する理由がない。これは横浜駅から新横浜駅に(買い物のために)移動する理由があまりないのと同じだ。


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