有料会員登録
キャリア・教育

「がんばったのだからやめたくない」の浪費ループ 教育熱心な親ほど陥りがちな教育費の「3つの落とし穴」とその結末

8分で読める
勉強を教わる女の子
「子どもの教育費には、まとめて投資すべき旬のタイミングがある」と佐藤亮子さんは話します(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

本書には、投資の神様ウォーレン・バフェットの「いちばんの投資は、自分自身への投資」という言葉も出てきます。何かが特別に上手な人になれば、人はその力にお金を払ってくれる。だから自分に投資しなさい、と。身につけた力は誰にも奪えません。そういう子に育てることが、結局は親の最大の仕事なのだと思います。

目指すのは、「自立」ではなく「自活」できる子

お母さん方に「子育ての最終目標は何ですか」と聞くと、たいてい「自立」と答えます。「では自立とは何ですか」と重ねて聞くと、幼稚園のお母さんは「靴下を自分で履くこと」、小学校のお母さんは「時間割をそろえてランドセルに宿題を入れること」と。

でも、そんなことは正直どうでもいいと思っています。だって、靴下はいつか誰でも履けるようになりますし、親から離れるという意味での自立なんて、放っておいてもします。子どもは親から離れたくなるものですから。

私が本当に重視しているのは、自立ではなく「自活」です。自分の手で稼いで、食べていけるかどうか。

本書の著者も、自身の娘に向けて「なにより大切なのは自分の人生の主導権を握ること、人生の決定権を自分が持つこと」というメッセージを贈っています。私が大切にしてきた「自活」も、結局は同じことだと思います。

教育費は、子どもがいつか自分の足で立って稼いでいくための投資です。だから、かける時にかける。惜しまない。そして、かけたもの(サンクコスト)には執着しない。18年という期限のあるプロジェクトで親にできるのは、そのくらいのことなのかもしれません。

(構成:大芦実穂)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数