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ライフ #神童だったあの子の今

「仕事は一つじゃなくていい」固定観念捨てて人生一変…灘&開成W合格の元神童が"超人気童貞コンテンツ"の作家になった訳

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登録者数200万人を超えるYouTubeチャンネルで企画・構成・編集を担う(画像:YouTube「バキ童チャンネル【ぐんぴぃ】」より)
  • 新倉 和花 東京大学法学部卒・麻雀プロ
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「浪人中は、さすがに勉強しましたね」

予備校が開いてから閉まるまで勉強し、往復のバスの中でも英語のリスニングをする。自分に許した娯楽は、予備校帰りのゲームセンターでの『クイズマジックアカデミー』1プレーと、週に30分、アニメ『日常』を見ることだけ。

それ以外のほとんどの時間を勉強に充て、2012年、東京大学理科一類に合格した。ちなみに浪人時も、出願したのは東大だけだったという。相当な覚悟の決まり方である。

東大で初めて壁にぶつかる→“お笑い”が逃げ道に

上京したFANさんは、ニッチなお笑いの話ができる仲間を求め、東京大学落語研究会の門を叩いた。

もともと裏方だけのつもりだったが、「せっかくなら」と、入学直後の五月祭で同期とコントを披露することになった。

人生初舞台は、まったくウケないまま終わった。

しかし、その苦い結果をFANさんは「まあ、初めてならそんなもんだろう」と妙に前向きに受け入れていた。

東大落研時代(写真:FANさん提供)

そして2回目の学内ライブで初めて、目の前のお客さんが自分たちのネタで笑ってくれた。ネットに投稿するだけでは味わえなかった感覚に、自然とのめり込んでいった。

ところが、学業では大きくつまずく。

3年次の進学振り分けで進んだ先は、課題が多く、徹夜や泊まり込みも珍しくないハードな学科だった。

「生命活動を削ってまで、この勉強をやりたいのか」

精神的にも肉体的にも限界を迎え、彼は進学振り分けを「辞退」して留年する。

非常に珍しいことだが、翌年に選んだ進学先も肌に合わず、結果的に3度の進学振り分けを経験することになる(最終的には農学部の環境資源科学課程にたどり着いた)。

「こんなんで卒業できるんだろうか」「自分は何をしているんだろう」

塞ぎ込み、メンタルクリニックにも通った。進振り辞退の書類を提出した日、両親に泣きながら電話したときのことを、今でも鮮明に覚えているという。

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