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ビジネス #自動車最前線

11月に新車発表を控える「ミツオカ」企画から価格決定までクルマづくりを富山のファクトリーで見た

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昨年、発表され話題となった「M55」とSUVの「Buddy」(筆者撮影)
昨年、発表され話題となった「M55」とSUVの「Buddy」(筆者撮影)
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そこで「ベース車はボディサイズを優先で考えるのか」と聞いてみたところ、「そうではなく企画が優先だ」という回答を得た。

M55の場合、シビックのサイドビューがポイントだったという。近年のクルマはウェッジシェープが多い中、シビックは水平基調なのに加えて、ボディ全体がナローなシルエットなので、昭和のノスタルジックなイメージにあうのではないかという発想なのだ。

また、M55企画がまとまる前に、シビックではない他のベース車の候補があったことも明らかにした(具体的なモデル名には今回、触れていない)。

「生命力」を感じるクルマづくり

では、売価はどういう経緯で決めるのか。そもそも、ミツオカのオリジナルカーには実質的なライバルがいない。そうした市場環境での値付けは難しいだろう。

この点についても「お客さまと同じ立場」を強調した。そうすれば自ずと、ターゲットプライスが見えてくるというのだ。

ショールーム2階に展示されていた、2000年代のオロチ(筆者撮影)

そうはいっても、ベース車よりは確実に高価になるわけで、「その価値をどう見るか」を協議し、商品として成立するかどうかを決めるのは、営業サイドというより「モノづくり側の責任だ」という見解を示した。

日本の自動車産業界はいま、技術領域では電動化と知能化の進化が問われ、また経営面では主に中国メーカーへの対抗意識からコスト・工数・工期のそれぞれを半減する「トリプルハーフ」を目指している状況だ。

そうした中で、ミツオカのようなクルマづくりを「異質」だと感じる自動車業界関係者もいるだろう。だが、ミツオカが生み出すクルマたちに「生命力」を感じるのも事実だ。

11月にベールを脱ぐ新型車がどんな生き物なのか、いまからとても楽しみだ。

【写真を見る】11月に新車発表を控える「ミツオカ」企画から価格決定までクルマづくりを富山のファクトリーで見た(9枚)

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