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ビジネス #変わり続けるロングセラー

「絶対売れないと社内で言われた」「販売店のオーナーも渋った」⋯子乗せ自転車の王者「ギュット」を生んだママ社員の"奮闘"

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パナソニック サイクルテック 子乗せ電動アシスト自転車 ギュット
ロングセラー「ギュット」の開発秘話とは?(写真:編集部撮影)
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従来より、同社の商品開発は男性中心だったため、ユーザーである母親の目線が不足していたのだろう。女性社員が「なんか使いづらい」と感じる原因は、このズレから生まれていたものだった。

ほかにも、子どもを乗せやすいチャイルドシートの形や、安定感のある大きめのスタンドなど、さまざまな「子どもファースト」の提案がなされた。かつてのように「大人の自転車に子どもを乗せる」のではなく、「子どもを乗せるための大人の自転車」へと、発想の転換が起きた瞬間だった。

会議室が拍手喝采に包まれ、満場一致で提案が通ると、「こんなにうまくいくとは……驚いたよ(笑)」と社長は本音をこぼした。

社内で疑問の声もあった新型自転車

「この仕様だと、作ったところで売れないよ」

「今から間に合うかどうか……」

大成功に終わったプレゼンの数日後、設計部門を訪ねると、社員からは渋い反応が返ってきた。当時、「小さい車輪は走らない」というイメージが先行しており、さらに急遽発足された子乗せ自転車プロジェクトは、年間計画に割り込む形になってしまったからだ。

当時商品開発を行っていた、前輪22インチ・後輪26インチの従来モデル(写真:パナソニック サイクルテック)

「前後20インチの車輪」は、「後席の子どもの足が車体に当たらないか」など、安全性の検証に相当な時間が必要とされた。

しかし、土岩さんをはじめとするチームメンバーは折れなかった。

「子育て経験者のみんなで考え抜いた商品だったので、変な自信がありました」(土岩さん)

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