だからこそ、まったく何もないところからスタッフを集めるのも簡単ではない。そんななか、ドローンスクール木更津の場合、スクールの卒業生を雇用することでスタッフを確保しているという。スクールに通う人には、ドローンの資格取得で新たな職を探している人もいるため、WinWinな関係を築けているそうだ。
下水道など「狭小空間」へ…足りないのはマニュアル操縦できる人
「ドローンスクール木更津では、これから『点検』にスポットを当てたコースを新設する予定です。自動化されていく面もありますが、インフラ点検の場面では、人間によるマニュアル操縦が必要となるケースも増えています」
2025年1月28日に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故において、転落したトラックを最初に発見したのは小型ドローンだった。こうした事故を未然に防ぐためにも、点検が求められる下水道は日本にたくさんある。
そのため、下水道のような「狭小空間」に対応できるドローン操縦のコースを新設する見込みだ。小型ドローンしか飛ばせないような狭い空間では、ドローンにセンサーを搭載できないため、基本的にはすべて人間によるマニュアル操作が必要となる。
筆者も経験したが、マニュアル操作ではホバリングだけでも細かな操作が必要だ。こうした操縦に対応できるパイロットが少ないため、コースを新設して育成を目指すという。
国の事業であるインフラ点検に対応できる人材が増えれば、悲惨な事故の件数も減らせるのではないだろうか。市場規模の拡大具合を見るに、大きな成長が見込まれるドローン業界。これからの発展を期待したい。


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