今回の家族3人での食事代は2772円。満足度が高い上に、3000円を下回る金額となって驚いた。
今回は車を運転してきていたのでアルコール類を頼んでいないが、今の時期は「この夏、ずーっとハッピーアワー」と銘打ったキャンペーンを実施しているようで、ラーメン1杯につき「何杯でも」生中が1杯319円になるという。もし大人が一人2杯ずつ飲んだとしても、合計4000円程度に収まる。
もし子どもがラーメンだけで良いとするなら、先ほどのお子さまラーメンが1杯無料になるクーポンを使えば、さらにお得になる。この物価高の時代にすごい企業努力だなあ、とやや心配にすらなった。
懐かしい京都ラーメンの味に歓喜
冒頭にも触れた通り、筆者にとって京都の味のラーメンは、学生から新卒社会人時代の懐かしい記憶の味でもある。
そして夫は生粋の関西育ちで、京都のラーメンには幼少の頃から慣れ親しんできた。互いに魁力屋の本店には行ったことはなかったが、今回食してみて喜んでいたのは、私ども大人ふたりの方である。
関東のラーメンの味にすっかり慣れていたわれわれも、久しぶりに食した京都の味のラーメンに「これこれ!」と歓喜した。京都のラーメンは、店舗ごとにもちろん違いはあるものの、味のルーツは少しずつ似ている(と思う)。一口食べて「この味……!」と嬉しくなった。
特にテンションが上がったのは、チャーシューが薄いことだ。薄くスライスされたチャーシューが麺の上を埋め尽くすスタイルは、あまり関東では見受けられない気がする(完全に筆者個人の見解です)。脂っこいものが苦手な筆者は、分厚いタイプのチャーシューよりも、この「薄く切られすぎて若干穴が空いている」くらいのチャーシューが好きなのだ。
ちなみに背脂入りと言うと「かなりこってりしているのでは」と思われそうだが、薄味を好む関西人が食べる背脂入りラーメンは、そこまで重く感じない人もきっと多いのではないかと個人的には思う。ガッツリさせるためというよりは、全体のコクを出すための背脂というイメージだ。
若い頃に刻まれた味覚の記憶というものは強烈だ。すっかり「次にラーメンを食べたくなったらまたここに来よう」と、個人的ランキング1位に君臨してしまった。
最後にお会計を済ませると、スタッフの方が子どもに棒付きキャンディをプレゼントしてくれた。気づくと店内は、小さな子連れのファミリーやカップルなどでいっぱいになっている。
あの懐かしい味に会いに、気軽に行ける場所ができたことを嬉しく思う。夏休みが終わる前に娘とまた来ようかな、と思いながら店を後にした。


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