『夫婦別姓刑事』の撮影に際し、橋本さんサイドからは「キスシーンやベッドシーンがある場合は事前に相談してほしい」「必要ならインティマシーコーディネーターなどを入れてほしい」と条件を提示していたという。本作品には直接的な身体接触はないため、制作サイドはその旨を橋本さんサイドに説明。筆者も記事執筆のために全話視聴したが、そうしたシーンはなく、ハイテンポな会話などで新婚夫婦の空気感を演出していた。
しかし、佐藤さんの事務所には情報共有したものの、本人の耳には入れない方がよいとの意向があり肝心の佐藤さんにその情報が伝えられることはなかったそうだ。こうした条件が開示されないまま撮影がスタートしたことで、話がこじれはじめる。
佐藤さんの出演作を視聴したことのある人は周知のとおり、彼は“アドリブ”が魅力の俳優でもある。だが、そのアドリブでの身体接触や距離の近さが不安視され、改めて橋本さんサイドから「配慮事項を佐藤さんに伝えてほしい」と申し入れがあった。
セクハラはなく、楽屋を訪れた際の発言が「ハラスメント」と評価された
こうした経緯をたどり、ようやく佐藤さんに伝えられ、佐藤さんが橋本さんの楽屋を訪れ事前承諾が必要な身体接触の範囲などを直接話し合うことに。フジテレビ側は橋本さんの所属事務所の社長も交えた形での話し合いを提案したが、協議の場がセッティングされる前に佐藤さんが橋本さんの楽屋を訪れてしまった(振り返ると、これは佐藤さんの最大の落ち度だった)。
もちろん、演技へ真摯に向き合っているからこそ、早い段階で互いのわだかまりをなくしておこうという意図だったのだろう。その話し合いの最中、佐藤さんが「演技に制限があるのであれば事前に言うべきだ」という趣旨の発言をした。

