いずれにしても明確なのは、佐藤さんも橋本さんもこの件でこれほど苦しい思いをしなければいけない必然性がないこと。ともに思いや事情があり、それが関係者も絡んで行き違ったことでトラブルになり、報じられたことで、過剰な批判を受けているように見えるのです。
「後出し」になった双方の思惑
次に、最初の報道から時間が経つにつれて大きくなっているのが、所属事務所と制作サイドへの批判。
橋本さんの所属事務所は、フジテレビからオファーを受ける際に身体接触の制限が出るかもしれない旨を伝えていました。今、問題視されているのは「それを佐藤さんに伝えるか」をプロデューサーに委ねたこと。「フジテレビさんの判断におまかせします」ではなく、「トラブルのないように伝えておいてください」と言っておけば、これほどの騒動になることはなかったでしょう。
アゴに触れられた際に配慮を求めたことで、結果的に撮影が始まってから「後出し」という形で佐藤さんに伝わりトラブルを招いてしまいました。
橋本さんの所属事務所サイドに「『言わずに済むのならできれば隠しておきたい』『業界内に広がると仕事が減りかねない』などの思いはなかったか」と疑われても仕方がないようなニュアンスが感じられます。
一方、佐藤さんの所属事務所はどうだったのか。
プロデューサーからマネージャーに橋本さんの事情が話されたものの、「佐藤さんの演技に制約をつけたくない」という理由から本人には伝えられませんでした。
佐藤さんの人柄を踏まえると、「後出しで知らされたほうがトラブルになりやすい」と考えたほうがいいように見えますが、それをしなかったのは本当に演技第一だからか、それとも事なかれ主義か。どちらにしても、悔やまれるところなのかもしれません。
フジは「またやらかした」のか
「佐藤さんには伝えない」というマネージャーの選択を了承したプロデューサーの対応にもトラブルの一端が見られました。
そもそも27歳もの年の差があって行き違いが生まれやすいうえに、橋本さんのセンシティブな事情、佐藤さんの作品と共演者に向き合う熱さを踏まえたら、「もっと配慮すべきだったのでは?」と言われても仕方がないでしょう。

