一方、ドラマ『夫婦別姓刑事』を制作・放送したフジテレビは2日、コメントを発表。
「本件は、プライバシーに関わる事項であり、関係者の二次被害を防止する観点から、当社から詳細を申し上げることはできません」と前置きしつつ経緯をつづり、「『フジ・メディア・ホールディングス グループ人権方針』に則って、これまで適切な環境調整や関係者への配慮・保護に努めてまいりました」などのスタンスを明かしました。
さらに同作の脚本を手がけた矢島弘一さんがXに「事実と解釈が捻じ曲げられていて、めちゃくちゃ悔しい」「この悔しさを何処にぶつければ良いのだろう。絶対に違うのに。誰も幸せにならん」と投稿しました。具体的な作品名こそ出していませんが、佐藤さんがリポストしていることから今回の報道によるものと推察されます。
これらの流れを受けて、ネット上には佐藤さんへの批判だけでなく、擁護の声もあがるようになり、橋本さんのSNSには誹謗中傷が書き込まれ、番組制作サイドや芸能事務所を叩く声もあるなど状況が複雑化しています。
はたしてダブル主演を務めた2人に何があったのか。ここでは佐藤さん、橋本さんへの複数回にわたる取材歴があるほか、ドラマ制作現場に詳しい立場から、今回の騒動における本質を読み解いていきます。
「橋本愛の意思」が感じられない文春記事
今回の報道で真っ先に注目したいのは、「いったい誰のための記事なのか」ということ。現段階では橋本さんが文春オンラインに被害を訴えたというニュアンスはなく、実際に記事にはコメントも書かれていません。
むしろ現在、橋本さんが誹謗中傷を受けていることを見ると、本人が望んだ報道とは考えづらいところがあります。さらに関係者の対応も多少の問題こそあっても、コンプライアンス違反のレベルではないように見えますし、報じた側の収益などのメリットが優先されているように見える人が多いのではないでしょうか。

