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大谷翔平"捕手への詰め寄り"に「怖すぎる」「チビりそう」の声殺到も…それでも大谷が株を上げた《感情のトリック》の正体

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大谷翔平
ドジャースの大谷翔平選手が、チームメイトのラッシング選手に“ガチ切れ”?写真:Michael Turner/MLB Photos via Getty Images)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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コワモテの選手が怒れば、それは見慣れた光景として消費される。だが、温和な印象の強い選手が見せる「静かな怒り」は、なぜそれよりも何倍も怖く見えてしまうのだろうか。

しかも今回は、それだけでは終わらなかった。3回以降、大谷選手は自ら配球を組み立て直し、相手打線を完全に抑え込んだ。その姿は現地メディアに「エースの貫禄そのもの」と評された。

さらに数日後、当のラッシング選手が本塁打を放った際には、大谷選手は笑顔で出迎えてタッチを交わし、米メディアの見出しには「大谷翔平は真のジェントルマン」という言葉が並んだ。

騒動の後日、ホームランを打ったラッシング選手を祝福し、笑顔で迎え入れる大谷選手(画像:Los Angeles Dodgers公式X @Dodgersより)
ラッシング選手のお尻をポンっと叩くスキンシップも見られた(画像:Los Angeles Dodgers公式X @Dodgersより)

「怖い」という第一印象は、数日のうちに「頼もしい」「貫禄がある」という評価へと、確かに転じていたのである。それは、普段優しそうな大谷選手が怒ったという、単に「ギャップがある」という理由だけでは説明できない。

「支配性の高い表情」に変わっても、不信感につながらない理由

人は、初めて見る顔であっても、わずか0.1秒で「信頼性」と「支配性」という2つの軸に沿って評価しているという研究がある(※1)。

信頼性が高いと判断される顔は、「穏やかな表情・安定した視線・わずかに上がった口角」といった特徴を持つ。支配性が高いと判断される顔は、「力強さや威圧感」を伝える特徴を持つ。

この理論を踏まえると、大谷選手のケースは興味深い構造を持つ。

普段、大谷選手は「信頼性の高い顔」を一貫して見せ続けてきた人物だ。だからこそ、その同じ顔が一瞬「支配性の高い表情」に切り替わったとき、見る側に強い印象の落差が生まれる。

これは筆者が以前、別の記事(高市首相「笑顔が消えた瞬間」に不信感が爆発するワケ)でも取り上げた現象と同じ理論的な枠組みだ。ただし今回は、その落差が不信感につながるのではなく、先述の「エースの貫禄」「真のジェントルマン」という高評価へと向かった点が大きく異なる。

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