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EU離脱から10年、イギリスで広がる混乱と後悔…「ブレグジット」が経済に大打撃、首相交代も止まらない

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2016年のブレグジットに反対するデモ(写真:Andrew Testa/The New York Times)

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10年前、EU(欧州連合)離脱をめぐるイギリスの命運を左右する国民投票の直前、当時の政府は厳しい警告を発した。EU離脱に投票すれば、経済に「即時かつ深刻なショック(衝撃)」をもたらすというものだった。僅差とはいえ、それでも国民は離脱を選んだ。

予想よりも悪い結果

経済の専門家らによると、ブレグジット(EU離脱)はイギリスの経済に打撃を与え、そのダメージはこの10年で着実に積み上がり、いかなる利益をも大きく上回っている。より目に見える形では、政治を不安定化させる激流を引き起こした。首相のキア・スターマーが6月22日に辞任を発表したことで、イギリスは2016年6月23日の投票以来、近く7人目の首相を迎えることになる。

こうした混乱は後悔の感覚につながっている。最近の世論調査では、国民のほぼ半数が、ブレグジットは予想よりも悪い結果になっていると答え、その割合は5年前から急増した。別の調査では、EUへの再加盟を支持する人々が過半数をわずかに上回った。

イギリスの経済は新型コロナウイルス禍、米大統領ドナルド・トランプの関税、ウクライナとイランでの戦争など、ほかにも打撃を受けており、ブレグジットの被害を正確に突き止めるのは難しい。ただ、最近の複数の報告書によると、経済への影響は次のようなものとなっている。

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