前後スプリングのバネ定数はそのままに、ショックアブソーバーとバンプストッパーのセッティングを見直しており、サスペンションのストロークは最低地上高が20mm高い1.8Lターボ車と同等レベルを確保している。
また、パワーステアリングの設定見直しによって、ハンドリングでのしっかり感も増した。
S:HEVの走行感は、基本的に「フォレスター」や「クロストレック」と同じだが、クルマ全体の動きは背の高いフォレスターよりは機敏で、クロストレックのようにキビキビ感が強い印象はなく、2者のちょうど中間といった感じの走り味であった。
こまかい部分では、ターボダクトがなくなったことで、前方の見切りの良さを実感している。
SUV寄り「3つ目のレイバック」の存在
さて、レヴォーグ レイバックについて気になる話がもう1つある。それは、「3つ目のレイバック」の存在だ。
今回の試乗会で、レヴォーグ レイバックはクロスオーバー軸として質感と性能を上げたS:HEVのほか、SUV寄りの商品展開を計画していることが、初めて明らかになった。
このSUV寄りのモデルによって、顧客の声として上がっていた「ルーフレールをつけてほしい」「SUVとしての実用性がほしい」へ対応する。こうして、レヴォーグ レイバックは3車系へと進化する。
小林PGMは「(今回)いろいろな意味でお客様の声にお応えした。お客様がどう感じるのか、満足していただけるか」と、期待と不安を感じながらレヴォーグ レイバックの新たなる門出を見守っている。
最後に価格を紹介しよう。レヴォーグ レイバック S:HEVは「Premium S:HEV EX」が411万円、「Premium Black S:HEV EX」が386万円)。1.8Lターボモデルは「Black Selection」が386万円と、S:HEVモデルと価格を揃えたアフォーダブルさを強調する。
そのほか、外装のオプションとして、「Premium Urban」「Active Style」「STI Aero」の3パッケージを用意した。ラインナップを拡充したレヴォーグ レイバックがどのように選ばれていくのか、期待とともに見守りたい。

