さらに、ここにBSには出てこない政府の資産、徴税権が加わる。政府が国民から税を徴収できる権利のことだが、この資産価値が約600兆円とされる。
これを加味すれば、統合政府の実質的なBSは資産599兆円という、極めて健全な財政といえるのだ。
G7各国の中で2番目にいい財政
他にも、日本の財政が健全であることは様々なデータが証明している。
例えば、G7各国と比べたデータもそうである。
財務省に操られたマスコミや学者は、ここ10年以上、日本の財政が危機であることを繰り返し宣伝してきた。さらに、日本はGDP比で200%以上の国債を発行し、G7の中で最も対GDP比では借金が多い国と危機を煽ってきた。
しかし、IMFが公表しているG7各国のパブリックセクターバランスシート(Public Sector Balance sheet)におけるネット(Net Worth)の対GDP比較を見ると、日本は10年以上、プラスマイナスゼロの付近にある。これは、財政が、力ナダに次いで健全であることを示している。
ネットとは、総資産から総負債を引いた純資産のことをさし、パブリックセクターとは統合政府を指す(※)。純資産が、対GDP比較でプラスマイナスゼロ付近にあるということは、日本の統合政府は純資産がプラスでもマイナスでもないということだ。これは、先述したとおりである。
グラフを見てもわかるように、イタリアは2011年の対GDP比でマイナス100%ぐらいから10年後の2021年にはマイナス150%超。イギリスもマイナス50%くらいから、マイナス100%超えと負債が増えている。アメリカもほとんどマイナス。プラスマイナスゼロ付近はフランスやドイツくらいだが、明らかにマイナスの年が多い。
日本は、G7の中でも手堅く健全であり続けていたことがわかる。
※IMFには、Public Sectorの指標が二つある。一つはGrossで、もう一つがConsolidatedである。ここでは統合=Consolidatedのデータを利用。もちろんGrossでも日本の財政は健全である。


