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トランプ大統領の「復讐劇」成功は逆に「造反ドミノ」のおそれ、アメリカの財政問題がだんだんと心配になってきた

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次々と気にくわない共和党の「身内」に対抗馬をたてて復讐するトランプ大統領。だが、むしろ「造反ドミノ」のリスクが高まっている(写真:ブルームバーグ)
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送り込まれた「刺客候補」は元海軍シールズ(特殊部隊)隊員で、地元で農業経営を営むエド・ガルレイン氏。親イスラエルロビーとトランプ大統領の政治団体から、巨額の選挙資金提供を受けたのみならず、投票日前日にはピート・ヘグセス国防長官がわざわざ選挙区入りして応援する、という念の入れ方であった。両候補が使った選挙資金はあわせて3300万ドル(53億円弱)と、下院の予備選挙としては史上最高額を記録した。

かくして共和党予備選挙において、「大統領の『仕返し手帳』に名を連ねた現職議員」が次々に血祭りにあげられている。今や共和党は、限りなく「トランプ党」になっているということであろう。

このあとすぐの26日(火)には、テキサス州で共和党予備選挙の決選投票が行われる。ここで危ぶまれているのが現職のジョン・コーニン上院議員だ。現在2人の候補者の挑戦を受けているのだが、トランプ大統領がここへ来て「MAGA派」の新人ケン・パクストン州司法長官の応援に回った。哀れコーニン氏の命運やいかに……という状況になっている。

「トランプ共和党」で、本当に中間選挙に勝てるのか

「トランプ人気はまだまだ熱い」ことを思い知らせるニュースだが、これで本当に中間選挙における共和党勝利につながるのか、というとそこはやや疑わしい。

今回のケンタッキー州第4区の選挙結果を見ると、開票率95%時点でガルレイン氏5万7822票対マッシー氏4万7539票である。つまり投票総数はいいとこ11万票程度。同選挙区の登録済み有権者数は約60万人で、共和党、民主党、無所属の比率が3対2対1くらいであるから、あれだけ選挙戦が過熱したわりには、共和党約30万人のうち、約11万人が投票したとして、投票率はそれほど高くなかったことがうかがい知れよう。

そうだとしたら、秋の本選挙ではまったく違う景色が見えてくるかもしれない。MAGA派の有権者はトランプ氏に忠実に投票するが、絶対数はそれほど多くはない。「ごく普通の共和党支持者」が投票日に家で寝ていたら、中間選挙では民主党に風が吹く、いや、「ブルーウェーブ」が到来した、なんてことになるかもしれない。

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【 「ジャイキリ」に要注意?】

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