その一方で、「全議員の8割超が参加すれば、議員総会と同じで、グループとしての活動などできない」(無派閥ベテラン)との指摘も出ている。
加藤会長は就任あいさつで「この会の目的は高市政権を支え、一致団結して目の前の課題に答えを出し、国民の信頼に応えることに尽きる」と熱弁をふるったが、“主役”のはずの高市首相は欠席。初会合参加議員の半数近くが途中退席したこともあって、会場内の熱気が乏しいまま、散会となった。
「代理出席」や「名刺だけ」も目立った初会合
今回の新グループ旗揚げは、昨秋の総裁選での高市氏当選を受け、側近議員でつくる「高志会」リーダーの山田宏氏が中心となり、高市氏と親密な萩生田氏らと結成準備を進めてきたものだ。
萩生田氏は初会合での幹事長就任あいさつで、「政局の会ではない。タイムリーに内閣の政策と党が前に進む結節点としての役割を果たす」と、党と内閣の連携強化が狙いであることを力説した。
初会合には、ひな壇に発起人の麻生、萩生田両氏とともに、小林鷹之政調会長ら党幹部が並んだ。昨秋の総裁選で高市首相と争った4氏のうち、林芳正総務相を除く、茂木、小泉、小林の3氏が発起人に名を連ねた。初会合の開始時には麻生、小泉両氏が顔を近づけて何やら話し合う場面もあった。
代理出席が約140人に上ったとされ、欠席扱いを避けるため名刺だけを置きにきた議員も目立った。その一方で、一部の参加議員が会場に設営された会員席に座れず、後部での立ち見を余儀なくされるなど、「参加者数が想定をはるかに超えた」(事務局)ことも浮き彫りとなった。
もともと、5月上旬に配布された入会案内には「求められるのは政府と与党の連携」という目的が書かれていた。ただその時点で、多くの議員には「参加しなければ『反高市』のレッテルを貼られる」との疑心暗鬼も生まれたとみられる。
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【高市首相も実は“冷めた反応”?】
