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「おじさんのハーフパンツ姿」を叩く、"無自覚イジリ"が危ういワケ…「おばさんなら即炎上」の非対称性がはびこる背景

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男性のハーフパンツ
東京都が推奨する「ハーフパンツ」に賛否両論が巻き起こっています(写真:haku/PIXTA)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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今回の件で言えば、「おじさんのハーフパンツはキモイ」とイジるのではなく、「おじさんもスーツやワイシャツではなく、もっとカジュアルな服装でいいのでは」とフォローする声が出ることこそ、差別やイジリのない健全な社会ではないでしょうか。

「おじさん」は何歳からで、どんな見た目か

もう1つ、「おじさんのハーフパンツはキモイ」というテーマで見逃されがちな視点としてあげておきたいのは、年齢と見た目に対する基準のあいまいさ。

そもそも「おじさんとは何歳以上のことなのか」「年齢を知らないとき、どんな見た目がおじさんっぽいのか」などの基準があいまいであり、「キモイと感じるポイント」も含め個人差があります。

今回の騒動を見ていると、基準があいまいなままネット上で議論している人の多さに気づかされました。

たとえば「30歳前半からおじさん」と思っている人と「40代前半からおじさん」と思っている人がネット上でコメントを書き合っている。あるいは、ある人が「このおじさんの見た目は好感が持てる」と思っていても、別の人から見たら「このおじさんの見た目は好感が持てない」のかもしれない。

筆者が近所の公園で犬の散歩仲間の女性たちと話しているときにこんなことがありました。

ある30代女性が少し離れたところにいる顔見知りの男性を見て「40代前半で水色のハーフパンツ履いてるなんて、おじさんにしては若いよね」と言うと、別の30代女性は「ピンクじゃなくてよかった」、さらに別の30代女性が「似合うかどうかじゃなくて着た者勝ちだよ」と続け、その後も「でも、おじさんっぽいんだよね」「あれくらいなら、ギリおじさんではないんじゃない?」などと談笑していました。

次ページが続きます:
【なぜ女性たちはそのようなことを言ったのか】

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