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「おじさんのハーフパンツ姿」を叩く、"無自覚イジリ"が危ういワケ…「おばさんなら即炎上」の非対称性がはびこる背景

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男性のハーフパンツ
東京都が推奨する「ハーフパンツ」に賛否両論が巻き起こっています(写真:haku/PIXTA)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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また、感覚的に語られるからこそ騒動を大きくしているのが、性別や年齢に対する差別。

あるテレビ番組では若い女性が顔出しで「おじさんのハーフパンツは嫌」「不快です」「すね毛を見たくない」などとはっきり語ったほか、女性のMCやコメンテーターが「いいと思う」と許可するような話し方をしていました。これは「差別的発言」「上から目線」などと言われても仕方がないでしょう。

さらにネット上ではそれ以上に差別を感じさせる強い言葉が見られますが、こちらも論をまたないレベル。たとえば「おばさんのスカートはキモイ」「スカートが短くて不快」などと言ったら即ハラスメントで問題視されるでしょう。

女性が「男性に見せるためにミニスカートを履いていない」のと同じように、男性も「女性に見せるためにハーフパンツを履いていない」ことは明らかであり、どちらも「見なければいい」というだけのこと。「それくらい言われなくてもわかっている」という人が多いのではないでしょうか。

「おじさんのパーカー」「おじさん構文」も話題に…

ではなぜ「おじさんのハーフパンツはキモイ」は多くの人が語るような話題になったのか。

これまで何度も「おじさんのパーカーはダサイ」「おじさん構文はサムイ」などが話題になるなど“おじさんイジリ”は一部の人々が盛り上がり、ネットメディアがPVを見込めるテーマとなっていました。その背景には一部の人々による「おじさんなら言いたいことを言ってOK」「“おじさんイジリ”でストレス解消したい」という共通の感覚があります。

やっかいなのは“おじさんイジリ”が遊びのような感覚で行われ、切実さがないこと。目の前の人に親しみを込めて行うイジリではなく、利害関係のない人に多少の悪意を込めて行うイジリだからこそ、ハーフパンツ、パーカー、構文などとイジる対象が広がりやすいところがあります。

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【年齢と見た目に対する基準のあいまいさ】

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