「東京クールビズ」のポスターを見ると、タイトル下の最も目立つ場所に「ハーフパンツ」という文字と写真が配置されています。つまりハーフパンツはこの施策のシンボリックな存在と見えます。
はたして都は、現在のような「嫌」「苦手」「キモイ」「生理的に無理」などの声が上がる状況をどこまで想定できていたのか。多少の誤算はあったのかもしれないものの、都の対応に非はなく、気にする必要性はないでしょう。
前提としてあげておきたいのは、ハーフパンツの着用に問題はないこと。都のように勤務先から判断を委ねられていれば、多少のマナーは必要でも着用は個人の自由であり、過度な干渉に正当性はありません。
一部で「職場での過度な露出はハラスメントではないか」という声もありましたが、ハーフパンツを過度な露出とみなすことは無理があります。
逆に、猛暑対策であり、省エネや仕事効率アップも期待できるなどのメリットは多く、これぞ論をまたないテーマ。それは都が夏期だけでなく「通年での軽装勤務(業務)等へのご理解とご協力をお願いいたします」と問いかけていることからもわかるでしょう。
つまり「それだけ暑さの深刻さや省エネの必要性が増している」ということ。それらが一部の人々による嫌悪感よりプライオリティが高いことは言うまでもありません。
「おばさんのスカートはキモイ」は即ハラスメント
そもそも「嫌」「苦手」「キモイ」「生理的に無理」などとコメントする人々がどこまで本気で思っているかと言えばあやしいところがあります。無記名のため、感覚的に語られることの多いネット上のコメントが、働き方の自由や環境対策を阻み、有効な手段を使わせないとしたら問題視すべきでしょう。
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【若い女性が「おじさんのハーフパンツは嫌」「不快です」】
