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クルマと動物の衝突「ロードキル」で考える人間と野生動物が共生する「高速道路」の対応策

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「動物注意」の標識の裏には年間5万件ものロードキル発生の事実がある(筆者撮影)
  • 佐滝 剛弘 みらい観光文化リサーチベース代表 元・城西国際大学教授
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道路ではないが、24年に全線が開通したメキシコ南部ユカタン半島のマヤ鉄道では、国家プロジェクトであったにもかかわらず、環境への配慮はほとんどなく、手つかずのジャングルに鉄道を通したことで、多くの貴重な自然が失われたと言われている。

日本の頻繁なクマの出没も、里山が失われ、人と動物の緩衝地帯が消えつつあることなどが影響しているといわれており、決して動物が一方的に人間の領域に侵入しているという「動物悪者説」が正しいわけではないだろう。

高速道路の一見、かわいらしい「動物注意」の標識は、人と自然のあり方に警鐘を鳴らす、意味深いメッセージを発しているのかもしれない。

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高速道路は、建設の容易さから市街地を離れた自然豊かな山間地を通すことがどうしても多くなる。地球は、あるいは私たちの住む日本列島は決して人間だけのものではないことも、これらの標識は伝えてくれているように思う。

【写真を見る】クルマと動物の衝突「ロードキル」で考える人間と野生動物が共生する「高速道路」の対応策(10枚)

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