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所ジョージ、12歳児童婚への「結婚すればわかる」発言が物議 "昭和のバラエティ作法"が令和に通用しない訳

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所ジョージ
「世界まる見え!テレビ特捜部」公式サイトより
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ところが「彼も結婚すればわかる」という言い方をすると、少年の抵抗が、若さゆえの未熟さのように見えてしまう。問題の中心が、少女たちの人権や大人側の支配構造ではなく、少年の人生経験の不足にすり替わってしまうのである。

この問題を考えるうえでは「世界まる見え!テレビ特捜部」という番組のコンセプトについても改めて振り返る必要がある。

1990年にスタートした同番組は、海外のテレビ番組やニュース映像、ドキュメンタリー、事件映像などを日本のスタジオで紹介するという企画である。「世界にはこんな変わったことがある」「海外にはこんな驚くべき文化がある」という驚きを視聴者に提供してくれる番組だった。

インターネットが広まる以前、海外の映像を手軽に見る機会は限られていた。世界各地の奇妙な事件、信じられない風習、驚きの人物、衝撃的な出来事を集めて見せることには特別な価値があった。

異文化の紹介が難しくなった

視聴者は「世界は広い」「日本では考えられないことがある」と感じて、好奇心を刺激された。「世界まる見え!」というタイトル自体が、まさに世界全体を1つの巨大な「見世物小屋」のように提示するというコンセプトを表していた。

だが、グローバル化が進み、多様性や人権への意識が高まった現在では、異文化をどう紹介するかというのはより繊細で難しい問題になっている。

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【「珍しい」だけで済ませられない】

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