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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

観光客が知らない「京都がもっとも美しい」初夏、京都人が「今月中に食べな、あかんで」と急かす和菓子の正体

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鹿王院、青もみじの参道(写真:active-u / PIXTA)
  • 江角悠子 フリーライター、編集者
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京都に住んでいると、わざわざ観光スポットに紫陽花を見に行くことはないけれど、こんな風に街中を歩くだけでも、紫陽花を楽しむことはできる。

紅葉の名所をあえて「青」で満喫

秋、紅葉が色づく季節に京都の名所に行くと、大勢の観光客でごった返している。が、初夏、青もみじが美しい季節に紅葉で有名な寺社仏閣に行くと、意外と観光客は少ない。紅葉で有名な寺社仏閣は、夏も美しい。それも、ただ美しいだけではない。雨に濡れた新緑のしっとりとした深い色、雨上がりに陽の光を浴びてきらきらと輝く青もみじ……どちらも、雨の多い6月だからこそ出会える景色だ。

京都和束・正法寺の青もみじ(写真:奈良観光 / PIXTA)

京都に30年住んでいる私が、年間を通して一番好きなのが、この「初夏の京都」である。特に青もみじは、本当に息をのむほど美しい。この時期を迎えると、毎年生きていることに感謝したくなるほどだ。

紅葉の名所は数あれど、私がこれまでに取材に行き、それほど混んでおらず、静かに鑑賞できたなぁと感じた青もみじスポットを紹介したい。

●足利義満が1379年に建立した鹿王院

定番の観光スポット・嵐山からも歩いていける距離にあるのが、「鹿王院」だ。住宅街にあるせいか、観光客は意外と少ない。足利義満が1379年に建立したという由緒ある寺院で、石畳が続く道が紅葉のトンネルのようになっている。雨に濡れて緑が深まる日は、参道全体がみずみずしい。嵐山を借景にした広い庭も見ごたえがある。

鹿王院、青もみじの参道(写真:active-u / PIXTA)

●書院の柱や鴨居が「額縁」になる詩仙堂

一乗寺にある「詩仙堂」は、江戸時代の文人・石川丈山が造営した山荘。客人が畳に座った際に書院の柱や鴨居が「額縁」になるように設計されており、庭園の青もみじを一枚の絵画として鑑賞するという楽しさがある。

新緑の詩仙堂、額縁庭園(写真:bow / PIXTA)

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【6月は「今しかない」が重なる特別な月】

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