受験勉強の場所を確保できるようになり、勉強にも身が入ったこの年の5〜6月には、化学・生物・数学の点数が安定し始め、模試の判定もC〜Aに上昇。しかし、ストレスもあったそうです。
「当時もう28歳でしたし、2年以内に結果が出なかったらやめようとは思っていました。期限決めずにダラダラしても仕方ないので。そういう意味では最後の年だったので胃酸が上がってくるくらい、ストレスはありました。焦りというよりは、失敗したらどうしようかなと考えました」
一方で模試である程度の結果を残していたので、「どこかはなんとかなるかな」という気持ちは持っていた林田さん。この年は奈良県立医科大学(前期)、大阪医大、関西医大を受験し、大阪医大・関西医大が補欠から正規合格になったものの、先に奈良医大から正規合格の通知が届き、無事再受験2年目で医学部に入ることができました。
「ほっとした感情が強かったです。よかった〜という感じでした」
20代後半で無職は精神的にしんどかった
こうして奈良医大に合格した林田さん。浪人してよかったことを聞くと、「自由な時間があること」、頑張れた理由については、「期限を決めて、頑張ると決めたおかげ」と返してくれました。
「20代後半で無職というのは精神的にしんどくて、何かしら肩書をつけないと、という焦りがありました。絶対医者になるという気持ちより、2年という期限内に頑張ると決めたという方が強かったかもしれません。結果的に受かっているからやってよかったと思えているけど、やっている最中は自分で管理しないといけないので、サボる時はちゃんとサボって、やる時はちゃんとやるといったメリハリを効かせるようにしていました」
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【現在はインバウンド向けのクリニック院長】
