さらに全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が主体となって、「特定の宗教団体がテレビ番組を使って霊感商法をしていることから放送業界に改善を求めた」という事例もありました。
その「霊感商法と放送のあり方」は国会でも議論されている社会的なテーマであり、「霊感商法とのつながりを指摘されやすい占い番組は避けたほうがいい」がテレビマンの本音でしょう。
だからこそ「突然ですが占ってもいいですか?」は異色の存在であり、昨年の問題を受けて慎重な番組制作を進める「現在のフジテレビだったら企画が通らなかった番組」とも言われています。
視聴者の少ない時間帯に移動したのも前述した理由によるものであり、占い師が未来を断定するものではなく、「生活の彩りとして楽しんでもらおう」というニュアンスが感じられるものに変わりました。
占い師の主戦場がネットに変わった
筆者は占い師への取材歴が何度かあり、占い方を教えてもらったこともありますが、彼らに話を聞くと、「ネットやスマホなどの普及でビジネスが変わった」という変化が大きいようです。
取材した占い師が「ネットを介することでお客さんを集めやすくなった」「多くの人に対応できるようになった」と語っていたように、以前よりもビジネスとして成立しやすくなったことは間違いないでしょう。
ネットとスマホの普及によって占い好きが集まるのはもちろん、「ちょっと悩んでいる」という人が気軽に試せるようになりました。ビジネス面で言えば、テレビ出演で得られる報酬よりはるかに多い収益を得ることが可能になり、「知名度を上げたい」という占い師以外は以前ほどのメリットはないのでしょう。
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【心霊、怪談、UFOなどもほとんど扱われなくなった】
