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戸田恵梨香の"細木数子"役が話題だが…令和のテレビ局が「"ズバリ言う"占い師」を、絶対にゴールデンで起用しない理由

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地獄に堕ちるわよ
戸田恵梨香さん主演のドラマ『地獄に堕ちるわよ』で細木数子さんが再注目されています(画像:Netflix Japan公式Instagram @netflixjpより)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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あらためて細木数子さんのキャラクターを振り返ると、最大の特徴は歯に衣着せぬコメントでしょう。「地獄に堕ちるわよ」「あんた死ぬわよ」などの決めゼリフに代表される毒舌は、現在のバラエティでは考えられないレベル。しかも、相談者や共演者を容赦なく叱責する姿が番組のハイライトになっていました。

さらにその毒舌以上のポイントは、細木数子さんが“断定口調”だったこと。06年、07年に放送された「細木数子の緊急大予言」(テレビ朝日系)というゴールデン特番がそれを象徴していました。

各放送回のサブタイトルは、「あなたの将来を幸せにするSP」「幸せを呼ぶ秘密の法則教えます!!」「いじめ自殺やめなさい 悩める子供…親…教師を救えSP!!」「日本の歴史これがホントの話よ!!」。これらの断定口調が細木数子さんと現在メディア出演する占い師における最大の違いでしょう。

実際、「突然ですが占ってもいいですか?」も放送開始からしばらくは「こうだ」という断定口調でしたが、徐々に「こういうことはなかったですか?」「こうだと思いますよ」などの穏やかな口調に変わっていきました。

気づけば「人気芸能人と人気占い師のトーク番組」に

また、番組自体も「占い師が依頼者の悩みを当てて解決に導く番組」から「人気芸能人と人気占い師のトーク番組」にシフトチェンジ。

番組名の由来となった「街頭で突然一般人を占う」という構成・演出をやめて芸能人とのトークに絞り、「占いは劇的な効果があるものではなく道しるべを与えるもの」という程度の扱いにとどめています。

次ページが続きます:
【なぜ、令和の「占い番組」は変わった?】

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