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令和のスター・目黒蓮が"140kgの巨漢"に変身 福田監督とタッグの期待作『SAKAMOTO DAYS』が"初週4位"の衝撃

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『SAKAMOTO DAYS』
4月29日に公開された映画『SAKAMOTO DAYS』の出足を分析する(写真:『SAKAMOTO DAYS』(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026 映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会)
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力の抜けたたたずまいが特徴的な殺し屋・勢羽夏生を演じる渡邊圭祐(写真:『SAKAMOTO DAYS』(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026 映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会)

本作をひと言でいえば、ファンタジック・コミカル・バトルアクションムービーになるだろうか。バトルアクション、コメディ、家族愛の人間ドラマにファンタジックな描写が入り混じって描かれ、そのバランスが優れている。

映像の圧はめっぽう強いが、そこには、ありがちな鼻につく押し付けがましさも、一方的な都合の良い物語展開もない。エンターテインメントとしての完成度が高く、作品としての力があるのだ。誰もが楽しめるだろう、垣根なしにおもしろい作品になっている。

それでも後半には、やはり福田雄一節が強く表れるシーンがある。そのシーンをそこのバトルに入れることこそ福田雄一監督のこだわりであり、アイデンティティなのだろう。その賛否は、観客の好みによって割れるかもしれない。個人的には、微妙に思いつつ笑ってしまった。

左から大佛、神々廻、南雲(写真:『SAKAMOTO DAYS』(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026 映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会)

ただ、作品全体としては、福田カラーが濃すぎず、薄くもない、絶妙な塩梅のアレンジが効いている。一般向けにバランスが調整されている感がある。

観客を物語に引きずり込む力が宿っている

本作で描かれるのは、何気ない日常の尊さと、家族という共同体の意義であり、そんな普遍的なことが、強烈な映像からじわじわと伝わってくる。

本作には、有無を言わせず観客を物語に引きずり込む力が宿っている。これからそれがSNSの口コミなどで伝わっていき、ロングヒットになる未来も夢ではない。興行の行方はまだまだわからない。

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