痩せて太ってを繰り返しながら、かつての部下であり超能力者のシンを相棒に、自身の命を狙う敵の正体に迫っていくコミカル・バトルアクションムービーになる。
特殊メイクの目黒蓮がハマっている
最大の見どころになる、特殊メイクで太った目黒蓮の坂本の姿は、ビジュアルの原作の再現度が高いうえに、平時のゆるさと戦闘時の緊迫感の演出もハマっている。
下顎など顔の一部は、よく見れば特殊メイク感はあるが、そんなことが気にならないくらい実写になったキャラクターはおもしろい。
まったく強そうに見えない物静かな太ったおじさんが、機敏すぎる身のこなしで瞬く間に敵を倒していく。その容姿と途方もない戦闘力のアンバランスさと、人間離れしたアクションは、ファンタジーの領域だが、物語に問答無用の引力がある。
アクションシーンが本作のメイン要素になるが、CGグラフィックのクオリティが高く、圧巻だった。爽快な空中バトルアクションや、ジュラシック・パークを思わせる巨大な敵との対決、一般人を巻き込む公共空間での戦闘、大規模な爆発シーンなど、手に汗握るバトルが怒涛のように観客に襲いかかる。
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【2人の化学反応】
