3つ目は、コメディ要素のインパクトが桁外れに強い福田雄一監督の独特な演出が、初タッグとなった目黒蓮のファンおよび原作ファンにどう映るか。
福田雄一監督といえば、サブカル層を中心にコアファンから熱く支持され、数々の伝説的な怪作を生み出している一方、近年の作品の興収には波がある。
25年12月公開の『新解釈・幕末伝』は、1月末で興収10億円を超えているが、シリーズ前作『新解釈・三國志』(2020年/最終興収40.3億円)より大きく下げた。
本作は、目黒蓮のビジュアル&芝居と、福田雄一監督のクリエイティブが、どのような化学反応を起こし、それをファンがどう受け止めるか注目される。その結果はこれからの興行に表れるだろう。
家族のために戦うコミカル・バトルアクションムービー
本作が描くのは、殺し屋を引退して個人商店を営む、かつての伝説の男・坂本太郎が、過去の因縁に巻き込まれ、愛する家族と平和な日常を守るために戦いに身を投じる姿だ。
殺し屋業から離れ、食べてばかりの生活の坂本は、かつての面影がないほどに太っていた。しかし、その腕は鈍ってはいない。カロリーを消費すると元の姿に戻って敵をなぎ倒す。でも、すぐにリバウンドして太る。ただ、太っていてもめっぽう強い。
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【コミカル・バトルアクション】
