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生産台数15台のみ、車両価格9億円超えのランボルギーニ「フェノメノ・ロードスター」は誰のために作られるのか

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ランボルギーニのフューオフモデル「フェノメノ・ロードスター」(写真:Automobili Lamborghini)
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フェノメノ・ロードスターのサイドビュー(写真:Automobili Lamborghini)

では、どのよう顧客がフューオフモデルを購入するのか。前出のヴィンケルマン氏が、この問いに答えてくれた。

「長年ランボルギーニに特別な思いを寄せてくださっているロイヤル・カスタマーの皆さんにご購入いただいています。私たちとしては、日頃からランボルギーニ製品をお買い求めいただいているそういったお客さまに対する、一種の“ご褒美”としてフューオフモデルを設定しています。また、フューオフモデルのプロジェクトにはかなりの労力と費用をかけています。そうして完成した特別な1台を、心からランボルギーニを愛してくださるお客さまにお届けするのが、フューオフモデルの目的でもあります」

選ばれし顧客のみが購入権を持つ特別感

パワートレインは6.5L V型12気筒自然吸気エンジンをリアミッドに搭載し、3基のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。エンジン単体で最高出力835PS、電気モーターを含んだシステム最高出力は1080PSを実現(写真:Automobili Lamborghini)

ちなみに、通常のカタログモデルとは異なり、いきなりランボルギーニの正規ディーラーを訪れて「フューオフモデルをください」といっても、フェノメノのようなクルマを手に入れることはできない。多くの場合、本社がまとめた各国の重要顧客リストの中から選ばれた上得意にのみメーカー側から声がかけられ、特別な商談を経て購入が決まるものなのだ。したがって、フューオフモデルの購入を打診されるのは、ランボルギーニ・ファンにとって極めて光栄なことであり、だからこそ彼らにとっては“ご褒美”となりうるものなのだ。

この種のフューオフモデルが「発表時に完売」とされるのも、これが理由と考えていただければいいだろう。

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【2026年発表の「フェノメノ・ロードスター」】

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