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ゴールデンウィーク明けの気温上昇に伴い、高機能セットアップ姿のビジネスマンが一気に増えます。いずれも「軽量で涼しく、自宅で洗える」といった機能面が魅力ですが、従来のウールスーツと同じ感覚で着てしまうと、気づかぬうちに「だらしなく見える」と受け取られかねません。
今回は、スーツより軽快なスタイルをビジネスウェアとして成立させる着眼点を明確にし、周囲から「きちんと評価される」ための鉄則をお届けします。
軽快な高機能セットアップの「まさかの盲点」
オフィスカジュアルの代表格である高機能セットアップですが、その軽快さゆえに、気温によっては「ペラッとした生地が安っぽく見える」という弱点があります。
我々ビジネスパーソンの身だしなみは、絶対評価ではなく「相対評価(TPO)」です。たとえばユニクロの感動ジャケット/ライトも、最高気温25度以上の「夏日」など、多くの人が暑さを感じる環境下では、その薄さが「合理的な機能美」として肯定されます。しかし気温が上がりきる前にフライングして着ると、その薄手の生地感は「ペラッとしたジャケット」と見られかねません。ここに難しさがあります。
気温によって「生地感の評価が変わる」という着眼点は意外に思われるかもしれませんが、そもそも高機能セットアップは、ウールスーツとは「型紙(設計図)と生地感」が大きく異なります。芯地や裏地を省いたタイプでは、従来のウールスーツほどジャケット単体でカッチリ感を出しにくいものもあります。だからこそ、「中に何を合わせるか」という全体最適のルールが求められるのです。
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【従来の常識を捨てる】
