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ユニクロ「感動ジャケット」を着てもなぜか"安っぽく見える"40代…高機能セットアップが抱える「まさかの盲点」

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(写真:Ushico/PIXTA)
  • 森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト
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そしてユニクロにとどまらず、紳士服量販店でも高機能セットアップは夏の定番アイテムになりつつあります。たとえばAOKIの「アクティブワークスーツ」や、SUIT SQUAREの「最高セットアップ」などが有名です。またSUIT SQUAREでは、ジャケットに合わせやすいオフィスインナーとして「オフィT」も展開されています。

SUIT SQUAREの「最高セットアップ」(写真:筆者撮影)

これはつまり、「いつものワイシャツを合わせておけば安心」という従来の常識を捨て、ジャケットの構造に合わせ、インナーもアップデートしなければならないという明確なサインだと私は捉えています。

高機能セットアップを格上げする「合わせ方の基本ルール」

私は企業の印象管理研修を担当するスタイリストとして、この手の高機能セットアップのインナーには原則として「肉厚なビジネスTシャツ」を推奨していますが、絶対にワイシャツがNGというわけではありません。インナーの正解を決める分岐点は、ジャケットの「肩のライン」にあります。

型紙の工夫により、肩パッドがなくとも、ウールスーツのような「直線的で構築的な肩」のセットアップをご存じでしょうか。この手のジャケットならば、薄手の機能素材であっても、ワイシャツがキレイに馴染みます。しかし、芯地を省いた「なだらかで丸みのある肩」のカジュアルなジャケットに、いつものワイシャツを合わせてしまうとどうなるか。薄いジャケットの生地が、ワイシャツのハリ感に負け、ジャケットのカジュアルさが安っぽく見えてしまうのです。

直線的な肩のものはスーツ同様、ワイシャツに合わせられる(写真:筆者撮影)

各社のオンラインショップでは、肩に丸みのあるカジュアルなセットアップに、ワイシャツとネクタイを合わせている画像も散見されます。しかし、それはモデル体型や撮影条件があって成立している見せ方だと私は捉えています。我々一般の40代がそのまま真似をすると、アイテム同士の不協和音が、顔や体型に跳ね返ってくることもあります。

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【ビジネスカジュアルにおける「靴下のジレンマ」】

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