たしかに「転職したい」と考えている以上は、いまの会社のなにかにモヤモヤした思いを感じているはずだ。だからこそ、その原因を言語化することが重要なのである。
重要なポイントは、実際のところ「会社に残ったほうが得をするモヤモヤ」も存在するという指摘だ。
「良い我慢」を続けてレベルアップをすれば、転職先で同じモヤモヤを抱えずに済む。そのときこそが、自分にとって最高の転職のタイミングなのだろう。
いずれにしても、まずはモヤモヤの原因を突き止める必要がありそうだ。そこで、ここではその点に注目してみたい。転職について考える際には、避けて通れないことでもあるからだ。
モヤモヤの正体は4パターンに分けられる
著者によれば、モヤモヤの原因を解明するヒントになるのが「職場のリソース(仕事の資源)」。
仕事の要求度には、「仕事のプレッシャーや責任の大きさ」「仕事量の多さ」「それに伴う精神的・肉体的負担」などが相当する。たとえば接客業や営業職は人と関わる仕事であるため、相手に合わせ続けたり、気を遣ったりするような精神的負担も含まれることになる。
だがストレスがかかった状態では、ワークエンゲージメント=やりがいは低下していき、場合によっては健康障害(うつなど)につながることも考えられる。
そこで、仕事の資源が重要な意味を持つのだ。仕事の資源が充実していれば、もし仕事の要求度が高かったとしても、バーンアウト(燃え尽き)につながるような悪いストレスを感じにくくなるわけである。
次ページが続きます:
【仕事の隙間を埋めるために、助け合いが大きな意味を持つ】
